起立性低血圧 原因

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起立性低血圧とは?

起立性低血圧は簡単に言うと、
横になっている状態から立ったり座ったりするときに血圧が下がって、
立ちくらみなどの病状が起こることを指します。

 

お風呂に浸かって、急に立ち上がるとフラっとくる立ちくらみも起立性低血圧の1つです。

 

湯船に浸かって体温が上がり、血管がゆるみ、急に立ち上がると、血液が一気に下へ落ち、
脳内の酸素と血液が少なくなってしまうからです。

 

これは、長湯だけではなく、
運動後の体温が上がった状態なら、5分程度の入浴でも立ちくらみがくることがありますので
そんなときは、軽い立ちくらみであれば、動きを止めて回復をまちましょう。

 

普段から、入浴時の立ち上がりは、ゆっくりと立ち上がり、壁や手すりにつかまったりと
あらかじめ防ぐことも可能です。

 

起立性低血圧の医学的な定義としては、横になっているときと比べて3分以内に
下の血圧が20mmhgまたは10mmhg以上低下する場合となっています。
自分自身で血圧を測るときの参考にしてみてください。

 

この起立性低血圧には、その病状の発生までの時間で3タイプに分かれています。

 

1つ目は「直後型」
立ったり座ったりした直後に症状が発生する人。

 

2つ目は「遅延型」
立ったり座ったりして10分くらいしてから、血圧が徐々に下がり始めそのあとに症状が出る人。

 

3つ目は「中間型」で「直後型」と「遅延型」の間くらいの時間で症状が出る人。

起立性低血圧の原因

起立性低血圧の主な原因は自律神経系の障害です。

 

自律神経系は私たちの体の隅から隅まで張り巡らされていて、網の目のようになっています。
これは心臓や、呼吸系、血液の流れ、消化管などの機能をコントロールするためです。

 

また体全体に血液は流れていますが、血液は常に体の中を循環しています。
その出発点となるのが心臓で、また帰着点となるのも心臓です。

 

心臓に帰ってきた血液はまた体中を巡るために心臓を出ていきます。
循環中の血液は各細胞において、細胞へ必要な物質を届けて、
細胞から老廃物などの不要な物質を受け取っています。

 

横になっている際、私たちの心臓と脳は同じくらいの高さに位置しているので
血液はラクラクと脳へと到達できます。

 

しかし立っているときはどうでしょうか?
脳は心臓よりもはるか高い位置にありますね。

 

そのため血液は脳まで登りきることが出来ず、多くの血液が下半身へと流れます。
脳へ集まる血液が少なくなれば、脳は動かなくなってしまいます。

 

なぜなら、血液中のエネルギーを得ることが出来ないからです。
もし私たちが立っているときにいつも血液が脳に来ないとしたらどうなるでしょう?

 

そうですね。
みんな立ち上がることなんてできず、倒れるばかりです。

 

でも私たちは通常立ち上がっても倒れることはありません。
どうしてかというと、自律神経が血液の量を調節するからです。

 

脳への血液が減ったことを感知した自律神経が心臓に、「もっと多く収縮しろ!」
と命令を下します。

 

その命令を心臓は遂行し、心拍数を上げます。
また、抹消血管にも「収縮しろ!」と命令を出します。

 

すると、下半身から血液が押し出されて、
心臓に血液が集まり、その結果、脳へも血液が十分に行き届くのです。

 

しかし、起立性低血圧の人は自律神経系に問題があり、
急な動きなどには、脳に十分な血液の量がすぐに届かないのです。

起立性低血圧の病状と対処法

起立性低血圧の病状の一例をあげてみます。

 

・立ちくらみ
・動くと動悸や息切れがする
・朝がなかなか起きれない
・強い腹痛を感じる
・顔色が悪い
・食欲不振
・乗り物に酔いやすい

 

といったものがあります。
上位の症状が頻繁にみられるときは、早めの専門機関での診察をお勧めします。

 

起立性低血圧への対処法は、
ちょっとした心がけで症状の発生を防ぐことができる簡単な方法です。

 

たとえば、
・朝起きるとき
→すぐに起き上がらず、ストレッチ等で血液の巡りを良くしてから起きる。

 

・イスから立ち上がるとき
→3秒くらい数えながら、ゆっくり立ち上がる。

 

・弾性ストッキングや靴下を履いてみる
→血管の収縮を促進するストッキングや靴下をはくと、血行が良くなります。

 

このように起立性低血圧で立ちくらみがひどい人は
日常生活を送るなかで、体位変換をゆるやかにしましょう。

 

横になっていて立ち上がるときは、まず座る姿勢を取ってから立ち上がってみましょう。
急に立ち上がることは危険です。

 

高齢者の方は、杖を利用したり、いったん何かにつかまってから立ち上がるようにします。

 

などなど、脳内の血液不足を防ぐ行動をマメに取り入れるだけで違ってきます。

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